口腔外科

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当院での抜歯について

口腔外科

当院では、お子様からご高齢の方までの抜歯を行っております。

ご高齢の患者様は高血圧や糖尿病、骨粗しょう症などの慢性的な病気をお持ちの方も多いため、常に細心の注意を払って抜歯を行います。

こちらでは抜歯に関する当院での診療において、重要なポイントをご紹介します。


前歯をぶつけた・折れた患者様への対処法

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スポーツや自転車の転倒事故、またお子様が遊具からの落下してしまったなどで前歯が折れてしまった・抜けてしまった場合は、早急に当院までご来院ください。条件がよければ、歯を骨につけることで抜けた歯が元に戻したり、根元から折れてしまっている場合も抜かずに済む場合があります。

また、治療は早期であればあるほど、元通りにできる可能性が高くなります。 折れた歯を再利用できる可能性は、以下の点を守ることで成功率を高めることが可能です。


  • 折れた歯を歯の保存液、もしくは自分のお口の中に入れて持ってくる
  • 保存液が無い場合は、元の歯の場所に差し込むのも1つの手段
  • 折れた歯の根元は、絶対に手で持ったり、水で洗わない ※再生を作用させる組織が死んでしまいます

親知らずの抜歯

親知らずとは、奥歯にあたる6歳臼歯と12歳臼歯の、さらに奥に生えてくる18歳臼歯です。親知らずは歯茎の被ったところに細菌が溜まって歯茎が腫れたり、横や斜めに生えてくることで、放置している間にトラブルを引き起こしやすい特徴があります。
親知らずがキレイに生えた場合は必ずしも抜歯する必要はありませんが、将来的にトラブルを引き起こす原因となる親知らずは、早めに抜歯して対処しておくことが重要です。


親知らず抜歯の流れ

1. レントゲンで血管や神経の位置を確認する

親知らずの抜歯を始める前に、レントゲンを撮影して血管や神経の位置、また歯の根の状態を確認します。事前に親知らずの状態を把握してから抜歯治療を行い、安全性を最優先に確保します。


2. 表面麻酔・部分麻酔をする

抜歯治療を開始するための麻酔を施します。当院では麻酔自体に痛みが出ないよう、ご希望があれば表面麻酔を使用いたします。


3. 親知らずを抜歯する

歯と骨の間には、歯根膜(しこんまく)と呼ばれるクッションの役割を果たす組織があります。親知らずを抜歯する際には専用の器具を使用し、このクッションから歯を引き離します。麻酔が効いているため基本的に痛みを伴いませんが、万が一痛みの出る場合には合図をしていただき、麻酔を追加します。 また、骨の奥に埋まっている親知らずは、周りの骨を削ったり、歯を小さく割ってから抜歯する必要があるため、お口を頑張って開いておいていただく必要があります。


4. 糸で縫って傷口を小さくする

親知らずを抜いた部分は穴が開いた状態となります。そこに血液が溜まり、徐々にかさぶたが形成されると、次第に歯茎が盛り上がってきます。この状態を作るため、かさぶたができ易いように傷口を縫って小さくしたり、穴に止血用のスポンジを入れることがあります。麻酔の効き目は1~3時間ほどで薄れてくるため、痛みが心配な方は麻酔が切れる前に痛み止めを飲むよう指導します。


5. ガーゼで圧迫止血をする

ガーゼで圧迫止血することで痛みや腫れを最小限に抑えます。ガーゼはかさぶたが早く出来るよう、30~60分の間強く噛んでいただきます。血液をサラサラにする薬を飲んでいる患者様は血が止まりにくいため、長めにガーゼを噛むように注意が必要です。


6. 翌日の消毒

翌日に出血や感染がないかを確認したのち、消毒を行います。痛みや腫れの状態によっては薬を変えたり、増やすことで早く回復するように調整します。


7. 1週間後に糸を取る

1週間ほどで親知らずを抜いた傷口が塞がってくるため、糸を取る処置を行います。通常、3~4週間で歯茎は完全に塞がり、骨は3~6か月程度で回復を始めます。(※ただし、個人差があります)


ドライソケットになった場合の対処法

ドライソケットとは、強いうがいなどによって血液のかたまりが流れてしまい、抜歯した穴に血液のかさぶたが形成されずに骨が露出している状態を意味します。

抜歯して1週間が経過しても激しい痛みが生じている場合には、このドライソケットになってしまっている場合があります。その場合は、薬を飲んで経過を観察するか、麻酔をして意図的に出血させることでかさぶたを再形成させる処置を行います。


抜いた歯を移植して再利用する自家歯牙移植

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抜歯処置を行った自分の歯(ドナー歯)は、歯の失われた部分に移植することで再利用できる場合があります。このような処置を自家歯牙移植(じかしがいしょく)といい、ドナー歯が上手く根付けば周囲の歯と同じ働きを持つようになるため、メリットの大きい治療法として活用することができます。 歯を失った時、選択肢としてはインプラントや入れ歯などの治療法がありますが、自家歯牙移植の場合は人工の歯ではなく「自分の歯」を使います。自分の歯には、歯の根の周囲にクッションの役割を果たす「歯根膜」がありますが、インプラントや入れ歯ではこの歯根膜を再現することができません。 つまり、自家歯牙移植では、歯根膜を残したまま歯を再利用することができるため、治療後は普通の歯と同じ噛み心地で物を食べることができるようになるのです。 人によって個人差がありますが、移植後およそ3ヵ月で移植歯の周りに骨が生成され、しっかりと根付きはじめます。


POINT 自家歯牙移植が可能となる条件
自家歯牙移植を行うためには、次のような条件を満たす必要があります。
  • ドナー歯を保存していること
  • ドナー歯と、移植する部分の大きさが合っていること
  • ドナー歯が健康な状態であること
  • 患者様の年齢が40代以前であれば成功率が高まる

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